耳鼻咽喉科に転職する場合の志望動機

基本的なポイント

転職する理由は人によって違います。嘘はいけないので、正直かつ明確に伝えるようにしてください。とはいえ、前職の不満やトラブルが原因の場合、その内容をそのまま伝えるとネガティブな印象を持たれてしまいます。ネガティブな内容をピックアップするのではなく、ポジティブな動機に変換して伝えるようにしてください。
また、応募先の医療機関の理念や方針についてはあらかじめ調べておきましょう。その内容を志望動機に盛り込むと、応募先について事前にしっかりリサーチしていることをアピールでき、印象がよくなります。公式サイトに記載されている情報だけでなく、職場見学に行って感じたことなどを含めるといいでしょう。その上で、長く働きたいという意思をアピールしてください。採用側は安定して長く働ける人材を求めています。そのため、「ステップアップ」などの単語はあまり使わないようにしましょう。こういった単語を使うと、採用側に「この職場はあくまで踏み台として考えているのではないか」と思われてしまいます。
履歴書に記載するだけでなく、面接でも必ず聞かれる項目なので口頭で伝えられるように準備しておいてください。記載した内容を丸暗記して喋るだけだと、熱意を伝えることはできません。要点を押さえてスムーズに話しながら、熱意をアピールできるように練習しておきましょう。転職エージェントに面接対策を依頼するのもおすすめです。

例文を紹介

耳鼻咽喉科は専門的な知識や技術が必要な診療科なので、スキルアップしていきたいという点をアピールしましょう。以下に、志望動機の例文を紹介するので参考にしてください。
「私は今まで総合病院の内科病棟に勤務していました。患者さんの入院から退院までのお世話をしていましたが、その中で今よりもっと患者さんの日常生活に近い環境で看護をしたいと考えるようになりました。○○クリニック様においては、この地域に住まわれている方が来院されることが多いようですので、こちらで働かせていただき、地域の医療に貢献したいと思っています。また、これまで経験したことのない耳鼻咽喉科で新しい知識を学び、看護師としてスキルアップしていきたいと考えています」
以上のポイントや例文を参考にして、採用側に好印象を持ってもらえるような志望動機を作成しましょう。