耳鼻咽喉科に興味のある看護師に向けて、特徴や仕事内容、転職の方法などを紹介します。耳鼻咽喉科は幅広い層の患者を診療します。そのため、看護師にも様々なスキルが求められます。クリニックや病棟など、医療機関の種類によって働き方が大きく異なるので、それぞれのメリット・デメリットについても知っておきましょう。
嚥下障害を持つ患者の看護を担当するため、「摂食・嚥下障害看護」分野の認定看護師資格を持っていると役に立つでしょう。この資格を取得するためには一定の条件をクリアする必要があるので、まずは経験を積むことを目標にしてください。耳鼻咽喉科に禁煙外来を設けているケースもあるので、その場合は「禁煙認定指導者」の資格が役に立ちます。また、アレルギー症状を訴える子どもの患者を診る際に役に立つのが「小児アレルギーエデュケーター」です。
続きを読む耳鼻咽喉科病棟では周手術期看護から化学療法まで幅広い分野に対応するため、スキルアップを目指す看護師におすすめです。頭位性回転性眩暈やメニエール病、睡眠時無呼吸症候群などの特定の疾患に関する知識も身につけられます。患者の自立度が高いので、介護業務が少ない点も特徴の1つです。身体的な負担が少ない職場を希望する人は耳鼻咽喉科がいいでしょう。ただし、耳鼻咽喉科で働く際にはスピード感が求められるので、慣れないうちは苦労するかもしれません。
続きを読むまずはどういった診療科なのかを理解しましょう。耳鼻咽喉科では主に目、鼻、喉の疾患を治療します。代表的なのは中耳炎や鼻炎などの症状ですが、それ以外にも聴覚、平衡感覚、顔面神経、嗅覚、音声、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、味覚、嚥下、アレルギーなどの症状にも対応しています。患者は子どもや高齢者が多いので、看護師にはコミュニケーション能力が求められます。アレルギー治療に特化した医療機関も増えており、年々需要が伸びています。
続きを読む耳鼻咽喉科クリニックに転職するなら、転職エージェントを利用しましょう。勤務時間や雇用形態など、希望条件に合う求人を本人に代わって探してくれます。おすすめの転職エージェントを紹介しているので、ぜひ登録してください。
クリニックは夜勤がないので規則正しい生活を送りたい人におすすめです。ほとんどのクリニックでは日曜日や祝日、年末年始がお休みになるので、プライベートの予定を立てやすく、仕事と家庭を両立しやすいでしょう。
クリニックで働く看護師の主な仕事内容は医師が行う診療の補助ですが、薬や物品の発注などを担当することもあります。耳鼻咽喉科には花粉症やアレルギー症状を訴える患者が多く訪れるので、春先が繁忙期になります。