同じ耳鼻咽喉科でも医療機関の種類によって働き方は大きく異なります。ここでは、耳鼻咽喉科クリニックで働くメリット・デメリットについて紹介します。
耳鼻咽喉科クリニックで働くメリットとしてまず挙げられるのが、専門機器について詳しくなれる点です。医師の診療の補助や検査をする機会が多く、その際は専門機器を扱うことになります。専門機器を扱うことで操作スキルが身につき、患者の疾患や症状についての理解もより深まります。また、身近な病気に関する知識や対処法が身につく点もメリットとして挙げられます。耳鼻咽喉科クリニックには花粉症やアレルギー、鼻出血、中耳炎などの症状を訴える患者が多く訪れます。これらはいずれも身近な疾患で、処置や介助に入ることで正しい知識が身につき日常生活でも役に立つでしょう。
クリニックで働く最大のメリットといえるのが、夜勤がない点です。入院設備のないクリニックなら、当然夜勤も発生しません。そのため、規則正しい生活を送れます。日曜日や祝日、年末年始がお休みの場合も多いので、プライベートの時間を確保しやすいでしょう。ワークライフバランスを重視する人はクリニックがおすすめです。
耳鼻咽喉科クリニックで働くデメリットとして挙げられるのが、検査や機器の種類が多く覚えることが多い点です。診察室には可動式の椅子や診療ユニットが備えられています。診療ユニットには吸引機やスプレー、耳鏡、鼻鏡、顕微鏡、麦粒鉗子、耳垢鉗子、舌鉗子などがあり、これら全ての扱い方を覚えなければなりません。それだけでなく、医師の呼吸を読んで次に使用する機器を準備するスキルも求められます。検査の種類も多岐に渡るので、検査の目的や結果などを患者に説明するための正しい知識が必要です。
また、繁忙期には定時に帰れない可能性が高いです。耳鼻咽喉科は他の診療と比べて繁忙期と閑散期の差が激しく、花粉症や風邪が流行する時期は忙しくなります。そのため、残業の有無や繁忙期の様子を事前に聞いておくといいでしょう。
もう1つ、人によってはデメリットとなるのが、子どもの患者が多い点です。子どもは診察や処置を受けることに抵抗感を持っており、泣いたり暴れたりします。そのため、子どもの扱いに慣れていない人は苦労するかもしれません。逆にいえば、育児を経験した人や子どもの扱いに慣れている人にはおすすめです。実際、育児を終えた看護師の復職先として人気が高いようです。
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クリニックは夜勤がないので規則正しい生活を送りたい人におすすめです。ほとんどのクリニックでは日曜日や祝日、年末年始がお休みになるので、プライベートの予定を立てやすく、仕事と家庭を両立しやすいでしょう。
クリニックで働く看護師の主な仕事内容は医師が行う診療の補助ですが、薬や物品の発注などを担当することもあります。耳鼻咽喉科には花粉症やアレルギー症状を訴える患者が多く訪れるので、春先が繁忙期になります。